家計最終消費支出の需要側補助系列における「楽器」の推計方法の変更について

平成17年4月28日
内閣府経済社会総合研究所
国民経済計算部

 平成17年1月より『家計調査』(総務省統計局)の収支項目分類が改定され、「ピアノ」と「他の楽器」が統合されて「楽器」として表章されることとなった。これに伴い、家計最終消費支出の需要側補助系列(87目的分類)のうち「9201 楽器」の推計方法を以下のとおりに変更する。(平成17年1-3月期1次QEより適用)
従来 : 「ピアノ」は『家計消費状況調査』(総務省統計局)のデータ、「他の楽器」は『家計調査』のデータを使用し、これらを合成して推計。
今後 : 「他の楽器」に関するデータが入手できないため、『家計調査』の「楽器」を用いて推計。
当該変更に合わせて推計マニュアルを以下のように改定する。

『四半期別GDP速報(QE)の新しい推計方法』の新旧対照表
項目
16 (1)家計最終消費支出
(a)並行推計項目
需要側推計値の(注)
(注)家計最終消費支出の需要側補助系列推計に利用している「家計調査」の各品目のうち、置き換えが可能な品目について「家計消費状況調査」を用いることとする(平成14年1-3月期以降)。87目的分類のうち、19の目的分類で「家計消費状況調査」により推計(需要側補助系列における支出額のシェアは約 17.0%(平成14年平均))。 (注)家計最終消費支出の需要側補助系列推計に利用している「家計調査」の各品目のうち、置き換えが可能な品目について「家計消費状況調査」を用いることとする(平成14年1-3月期以降)。87目的分類のうち、平成16年10-12月期までは19の目的分類で、平成17年1-3月期以降は「9201 楽器」を除く18の目的分類で「家計消費状況調査」により推計(需要側補助系列における支出額のシェアは約17.0%(平成14年平均、19の目的分類ベース))。「家計消費状況調査」を利用している19の目的分類については、国民経済計算調査会議 第1回体系整備検討委員会(H16.11.29)の配布資料8を参照。