平成17年基準農業物価指数の国民経済計算(SNA)への反映について

平成19年7月30日
内閣府経済社会総合研究所
国民経済計算部

 本年7月30日に農林水産省が公表した農業物価指数(API)の平成17年基準改定を受けて、国民経済計算(SNA)におけるデフレーターを、平成17年1-3月期まで遡って以下の方針により改定することとした。
 なお、SNA推計において改定後のデフレーターが反映・公表されるのは、本年9月10日(月)公表予定の平成19年4-6月期2次QEからである。

API基準改定に伴う追加・削除品目への対応について

  1. 追加品目への対応
    できるだけ新規品目を取り込む。
  2. 削除品目への対応
    SNA推計に用いているAPI品目が新基準において削除された場合、代替品目を採用する等の措置を講ずる。
  3. 類区分を採用している場合についての対応
    APIの類区分を推計に採用している場合について、構成する個々の品目に追加・削除等があったとしても、当該類区分を継続して採用する。
    ※具体的な対応状況については別添「API改廃品目への対応状況」(PDF形式:47KB) 参照

基準改定に伴う新旧デフレーターの接続方法について

現行SNAは12年基準で作成されているため、デフレーターの接続に当たっては、17年基準CGPIを用いた改定前デフレーターの平成18年1~3月期を、現行デフレーターの平成18年1~3月期の水準となるように調整の上、接続する。
注)計数の遡及改定期間の定め方に関する原則については、「四半期別GDP速報(QE)の推計方法」(第5版)(平成18年7月改定)について(平成18年7月12日)を参照のこと。