平成14年9月実施

法人企業動向調査報告

Business and Investment Survey of Incorporated Enterprises

平成14年11月7日
内閣府経済社会総合研究所
Economic and Social Research Institute Cabinet Office


法人企業動向調査の解説



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((調査結果の概要))

1.景気見通し(全産業;季節調整値)

   (1) 国内景気

   企業経営者による国内景気に関する判断指標(BSI:「上昇」−「下降」)をみると、平成14年4〜6月期「−14」の後、7〜9月期は「−22」と「下降」超幅が拡大した。

   先行きについては、10〜12月期「−15」、15年1〜3月期「−1」と「下降」超幅は縮小する見通しとなっている。

   産業別にみると、製造業は、14年4〜6月期「−8」の後、7〜9月期は「−19」と「下降」超幅が拡大した。先行きについては、10〜12月期に「−13」と「下降」超幅が縮小した後、15年1〜3月期には「0」となる見通しとなっている。

   他方、非製造業は、14年4〜6月期「−18」の後、7〜9月期は「−23」と「下降」超幅が拡大した。先行きについては、10〜12月期「−14」、15年1〜3月期「−1」と「下降」超幅は縮小する見通しとなっている。

   (2) 業界景気

   所属業界の景気に関する判断指標(BSI:「上昇」−「下降」)をみると、平成14年4〜6月期「−21」の後、7〜9月期も「−21」と同水準で推移した。

   先行きについては、10〜12月期「−16」、15年1〜3月期「−7」と「下降」超幅は縮小する見通しとなっている。

   産業別にみると、製造業は、14年4〜6月期「−13」の後、7〜9月期は「−17」と「下降」超幅が拡大した。先行きについては、10〜12月期「−14」、15年1〜3月期「−3」と「下降」超幅は縮小する見通しとなっている。

   他方、非製造業は、14年4〜6月期「−24」の後、7〜9月期は「−25」と「下降」超幅が拡大した。先行きについては、10〜12月期「−17」、15年1〜3月期「−10」と「下降」超幅は縮小する見通しとなっている。

2.需要・価格関連見通し(季節調整値)

   (1) 内外需要(製造業)

   企業経営者による国内需要に関する判断指標(BSI:「強くなる」−「弱くなる」)をみると、平成14年4〜6月期「−11」の後、7〜9月期は「−16」と「弱くなる」超幅が拡大した。

   先行きについては、10〜12月期「−14」、15年1〜3月期「−5」と「弱くなる」超幅は縮小する見通しとなっている。

   他方、海外需要に関する判断指標(BSI:「強くなる」−「弱くなる」)をみると、14年4〜6月期「−1」の後、7〜9月期は「−5」と「弱くなる」超幅が拡大した。

   先行きについては、10〜12月期に「−4」となった後、15年1〜3月期には「1」と「強くなる」超に転じる見通しとなっている。

   (2) 在庫水準(製造業)

   原材料在庫水準に関する判断指標(BSI:「過大」−「不足」)をみると、平成14年6月末「15」の後、9月末は「14」と「過大」超幅が縮小した。

   先行きについても、12月末「11」、15年3月末「8」と引き続き「過大」超幅が縮小する見通しとなっている。

   他方、完成品在庫水準に関する判断指標をみると、14年6月末「23」の後、9月末は「22」と「過大」超幅が縮小した。

   先行きについても、12月末「17」、15年3月末「13」と引き続き「過大」超幅が縮小する見通しとなっている。

   (3) 価格(製造業、農林漁業、鉱業)

   原材料価格に関する判断指標(BSI:「上昇」−「下降」)をみると、平成14年4〜6月期「−1」の後、7〜9月期は「1」と「上昇」超に転じた。

   先行きについても、10〜12月期「4」、15年1〜3月期「1」と「上昇」超で推移する見通しとなっている。

   他方、製品価格に関する判断指標(BSI:「上昇」−「下降」)をみると、14年4〜6月期「−22」の後、7〜9月期は「−17」と「下降」超幅が縮小した。

   先行きについては、10〜12月期「−16」の後、15年1〜3月期も「−16」と同水準で推移する見通しとなっている。

3.経営見通し(季節調整値)

   (1) 売上高(全産業;金融・保険業、不動産業を除く)

   売上高に関する判断指標(BSI:「増加」−「減少」)をみると、平成14年4〜6月期「−9」の後、7〜9月期は「−13」と「減少」超幅が拡大した。

   先行きについては、10〜12月期「−11」、15年1〜3月期「−7」と「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。

   産業別にみると、製造業は、14年4〜6月期「−2」の後、7〜9月期は「−11」と「減少」超幅が拡大した。先行きについては、10〜12月期「−10」、15年1〜3月期「−5」と「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。

   他方、非製造業は、14年4〜6月期「−14」の後、7〜9月期は「−13」と「減少」超幅が縮小した。先行きについても、10〜12月期「−9」、15年1〜3月期「−8」と引き続き「減少」超幅が縮小する見通しとなっている。

   (2) 経常利益(全産業;金融・保険業、不動産業を除く)

   経常利益に関する判断指標(BSI:「増加」−「減少」)をみると、平成14年4〜6月期「−9」の後、7〜9月期は「−13」と「減少」超幅が拡大した。

   先行きについては、10〜12月期「−10」、15年1〜3月期「−5」と「減少」超幅は縮小する見通しとなっている。

   産業別にみると、製造業は、14年4〜6月期「−4」の後、7〜9月期は「−12」と「減少」超幅が拡大した。先行きについては、10〜12月期も「−12」と7〜9月期と同水準で推移した後、15年1〜3月期は「−4」と「減少」超幅が縮小する見通しとなっている。

   他方、非製造業は、14年4〜6月期「−14」の後、7〜9月期は「−12」と「減少」超幅が縮小した。先行きについても、10〜12月期「−9」、15年1〜3月期「−8」と引き続き「減少」超幅が縮小する見通しとなっている。

4.生産設備見通し(製造業;季節調整値)

   生産設備に関する判断指標(BSI:「過大」−「不足」)をみると、平成14年4〜6月期「31」の後、7〜9月期は「28」と「過大」超幅が縮小した。

   先行きについては、10〜12月期「26」の後、15年1〜3月期も「26」と同水準で推移する見通しとなっている。

5.設備投資の動向(全産業;原数値)

   (1) 半期別動向

   設備投資の動向を半期別に前年同期比でみると、平成13年度10〜3月期(実績)8.8%減の後、14年度4〜9月期(実績見込み)は 10.0%減と引き続き減少した。

   先行き14年度10〜3月期(計画)は、6.3%減と引き続き減少する見通しとなっている。

   産業別にみると、製造業は、13年度10〜3月期 17.6%減の後、14年度4〜9月期は 17.3%減と引き続き減少した。先行き14年度10〜3月期(計画)は、11.2%減と引き続き減少する見通しとなっている。

   他方、非製造業は、13年度10〜3月期 4.3%減の後、14年度4〜9月期は 6.2%減と引き続き減少した。先行き14年度10〜3月期(計画)は、4.1%減と引き続き減少する見通しとなっている。

   (2) 資本金規模別動向

   資本金規模別に前年同期比でみると、資本金10億円以上の大企業は、13年度10〜3月期(実績)10.3%減の後、14年度4〜9月期(実績見込み)は 6.9%減と引き続き減少した。先行き14年度10〜3月期(計画)は 0.2%減と引き続き減少する見通しとなっている。

   他方、資本金1〜10億円の中堅企業は、13年度10〜3月期(実績)6.1%減の後、14年度4〜9月期(実績見込み)15.7%減と引き続き減少した。先行き14年度10〜3月期(計画)は、16.7%減と引き続き減少する見通しとなっている。

   (3)年度の動向

   平成14年度の全産業の設備投資額(修正計画 I)は約37兆7千億円で、前年度に比べ 8.1%減の見通しとなっている。これは当初計画(3月調査時)に比べ、0.0%の上方修正となっている。

   産業別にみると、製造業は、約11兆4千億円で、前年度に比べ 14.3%減の見通し(当初計画比 4.1%の下方修正)となっている。

   他方、非製造業は、約26兆3千億円で、前年度に比べ 5.1%減の見通し(当初計画比 1.9%の上方修正)となっている。

   また、資本金規模別にみると、資本金10億円以上の大企業では、前年度に比べ 3.5%減の見通しとなっている。このうち製造業は 17.2%減、非製造業は 3.6%増の見通しとなっている。

   他方、資本金1〜10億円の中堅企業は、16.2%減の見通しとなっている。このうち製造業は8.4%減、非製造業は 19.5%減の見通しとなっている。

   (4) 四半期別動向 (季節調整値)

   四半期の動向を前期比でみると、4〜6月期(実績)9.0%減の後、7〜9月期(実績見込み)は 1.5%増と増加に転じた。

   産業別にみると、製造業は、4〜6月期 6.5%減の後、7〜9月期は 0.4%減と引き続き減少した。他方、非製造業は、4〜6月期 9.7%減の後、7〜9月期は 2.2%増と増加に転じた。

   (5) 四半期別動向 (原数値)

   四半期の動向を前年同期比でみると、4〜6月期(実績)16.4%減の後、7〜9月期(実績見込み)は 3.9%減と引き続き減少した。

   産業別にみると、製造業は、4〜6月期 24.5%減の後、7〜9月期は 10.0%減と引き続き減少した。他方、非製造業は、4〜6月期 11.9%減の後、7〜9月期は 0.9%減と引き続き減少した。


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