平成22年9月実績および平成22年10~12月見通し:機械受注統計調査報告

平成22年11月11日
経済社会総合研究所

機械受注統計調査の解説

調査結果の概要

  1. 機械受注総額(季節調整値)の動向をみると、22年8月前月比9.8%増の後、 9月は同9.2%減の2兆33億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比21.8%減の8,838億円、 官公需は同14.7%減の2,207億円、外需は同6.9%増の8,227億円、 代理店は同16.4%減の763億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向を見ると、 22年8月前月比10.1%増の後、9月は同10.3%減の7,565億円となった。 このうち、製造業は同20.7%減の2,766億円、非製造業(除く船舶・電力)は 同3.0%増の5,058億円となった。

  4. 7~9月をみると、受注総額は前期比11.1%増の6兆2,207億円となった。 需要者別にみると、民需は同17.1%増の2兆9,212億円、 官公需は同4.4%増の7,146億円、 外需は同4.9%増の2兆3,919億円、 代理店は同2.0%増の2,457億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同9.6%増の2兆3,662億円、 製造業は同12.2%増の9,357億円、 非製造業(除船舶・電力)は同9.9%増の1兆4,499億円となった。

  5. 10~12月見通しをみると、受注総額は前期比2.0%減の6兆965億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同11.5%減の2兆5,867億円、官公需は同0.7%減の7,096億円、 外需は同9.3%増の2兆6,141億円、代理店は同4.0%増の2,555億円の見通しになっている。 また、「船舶・電力を除く民需」は同9.8%減の2兆1,354億円、製造業は同1.8%減の 9,192億円、非製造業(除船舶・電力)は同15.2%減の1兆2,301億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年3月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の2月調査までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比

概要(PDF形式)

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報告書(PDF形式)

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統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2・Excel形式 ))

主要長期時系列統計表(1987/4~)・Excel形式は 結果の概要をご覧ください。

今後の公表予定は 統計調査公表予定一覧をご覧ください。

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グラフ:機械受注額の推移

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第1表  主要需要者別機械受注額

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第2表  民需の業種別機械受注の伸び

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