平成23年3月実績および平成23年4~6月見通し:機械受注統計調査報告

平成23年5月16日
経済社会総合研究所

機械受注統計調査の解説


調査結果の概要

  1. 機械受注総額(季節調整値)の動向をみると、23年2月前月比2.3%増の後、 3月は同15.8%減の2兆849億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比21.0%減の8,455億円、 官公需は同10.3%減の1,975億円、外需は同11.4%減の9,339億円、 代理店は同2.6%増の881億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向を見ると、 23年2月前月比1.9%減の後、3月は同2.9%増の7,776億円となった。 このうち、製造業は同0.4%減の3,571億円、非製造業(除く船舶・電力)は 同7.1%増の4,423億円となった。

  4. 1~3月をみると、受注総額は前期比11.5%増の6兆9,850億円となった。 需要者別にみると、民需は同1.8%増の2兆8,698億円、 官公需は同8.6%減の6,222億円、 外需は同21.5%増の3兆1,131億円、 代理店は同9.5%増の2,610億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同3.5%増の2兆3,035億円、 製造業は同16.0%増の1兆469億円、 非製造業(除船舶・電力)は同3.1%減の1兆2,840億円となった。

  5. 4~6月見通しをみると、受注総額は前期比0.3%減の6兆9,650億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同7.1%増の3兆728億円、官公需は同2.7%増の6,392億円、 外需は同4.6%減の2兆9,684億円、代理店は同3.5%増の2,700億円の見通しになっている。 また、「船舶・電力を除く民需」は同10.0%増の2兆5,331億円、製造業は同7.9%増の 1兆1,299億円、非製造業(除船舶・電力)は同10.3%増の1兆4,166億円の見通しになっている。

  6. 平成22年度実績をみると、受注総額は前年度比20.0%増の24兆9,649億円になっている。 需要者別にみると、民需は同8.6%増の11兆588億円、官公需は同6.8%減の2兆6,300億円、 外需は同48.0%増の10兆2,914億円、代理店は同17.8%増の9,846億円になっている。 また、「船舶・電力を除く民需」は同7.0%増の9兆251億円、製造業は同18.4%増の 3兆7,145億円、非製造業(除船舶・電力)は同0.1%増の5兆3,314億円になっている。

(備考)
  • 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  • 本調査は、毎年3月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の2月調査までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。


表:対前月比


概要(PDF形式)

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報告書(PDF形式)

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統計表(CSV形式)


参考

(( 参考1 ))


(( 参考2・Excel形式 ))


季節調整について(PDF形式)

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主要長期時系列統計表(1987/4~)・Excel形式は 結果の概要をご覧ください。

今後の公表予定は 統計調査公表予定一覧をご覧ください。


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グラフ:機械受注額の推移



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第1表  主要需要者別機械受注額



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第2表  民需の業種別機械受注の伸び