平成25年3月実績および平成25年4~6月見通し:機械受注統計調査報告

平成25年5月17日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要

  1. 機械受注総額(季節調整値)の動向をみると、25年2月前月比0.9%増の後、3月は同27.8%増の2兆3,618億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比22.3%増の9,598億円、官公需は同15.2%増の2,651億円、外需は同52.1%増の10,254億円、代理店は同35.2%増の1,209億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向を見ると、25年2月前月比4.2%増の後、3月は同14.2%増の7,931億円となった。このうち、製造業は同13.3%増の3,087億円、非製造業(除く船舶・電力)は同14.3%増の4,759億円となった。

  4. 1~3月をみると、受注総額は前期比7.1%増の6兆410億円となった。需要者別にみると、民需は同0.5%増の2兆5,477億円、官公需は同0.1%増の6,949億円、 外需は同11.4%増の2兆3,670億円、代理店は同13.3%増の3,000億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同0.0%減の2兆1,539億円、製造業は同1.7%減の8,407億円、非製造業(除船舶・電力)は同3.1%減の1兆3,072億円となった。

  5. 4~6月見通しをみると、受注総額は前期比5.0%減の5兆7,414億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同5.9%減の2兆3,962億円、官公需は同26.5%増の8,791億円、外需は同6.5%減の2兆2,138億円、代理店は同5.0%減の2,851億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同1.5%減の2兆1,214億円、製造業は同0.8%増の8,478億円、非製造業(除船舶・電力)は同0.5%減の1兆3,005億円の見通しになっている。

  6. 平成24年度実績をみると、受注総額は前年度比6.7%減の23兆3,338億円になっている。 需要者別にみると、民需は同5.1%減の10兆3,233億円、官公需は同4.9%増の2兆9,466億円、外需は同12.9%減の8兆9,463億円、代理店は同5.2%増の1兆1,176億円になっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同3.0%減の8兆7,026億円、製造業は同10.1%減の3兆5,313億円、非製造業(除船舶・電力)は同2.8%増の5兆2,125億円になっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年3月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の2月調査までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額
第2表 民需の業種別機械受注の伸び

その他