ESRI Discussion Paper No.371 政府等への信頼が促進するワクチン接種

2022年10月
桑原 進
内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官
村舘靖之
内閣府経済社会総合研究所研究官
小塩隆士
一橋大学経済研究所教授

要旨

COVID-19によるパンデミックに際して、我が国を含む世界各国は、全く新しいワクチンを可能な限り速やかに開発し、製造し、人々に接種するという課題に直面した。その中で、政府等への信頼が様々なワクチンの接種を促進する上で重要な役割を果たすことについては、いくつかの先行研究があり、大規模かつ早急なワクチンの接種の実現の鍵を握る社会意識として、注目された。本研究は、内閣府が実施した満足度に関する調査と一橋大学が実施したコロナ禍の生活実態・行動変容等に関する調査を用い、今次パンデミックにおいて、我が国で、政府等に関する信頼性についての満足度がワクチンの接種を促進したことを確認した。
 


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全文の構成

  1. 1 研究の概要
    4ページ
  2. 2 先行研究
    5ページ
  3. 3 満足度・生活の質に関する調査とコロナ禍の生活影響と行動変容に関する調査
    5ページ
  4. 4 分析結果
    6ページ
  5. 5 結論と考察
    10ページ
  6. 参考文献
    11ページ
  7. 参考1 政府・行政・裁判所への信頼性に関する質問と分布
    12ページ
  8. 参考2 サンプルの属性別構成、ワクチン接種の状況
    13ページ
  9. 参考3 ワクチン接種者割合とCOVID-19感染死亡者数の推移
    19ページ
  10. 参考4 交差項を含む分析結果
    20ページ
  11. 参考5 地域ダミーを入れた分析
    23ページ