研究会報告書等 No.93「無料デジタル生産物の価値に関する調査研究」報告書

令和8年8月


概要

令和7年3月の国連統計委員会で、2025SNAを国民経済計算のための新たな国際統計基準とすることが採択された。2025SNAではデジタル化(Digitalization)への対応が主要な課題の一つとされており、主な勧告内容としては、データの資本化、無料で提供されるデジタル生産物(以下、「無料デジタル生産物」という。)の価値の計測及びそれを含めたデジタル経済を記録するための拡張勘定の作成などが盛り込まれている。

無料デジタル生産物の価値の計測については、動画共有など無料のプラットフォームサービスの生産価値や、同プラットフォームに投稿されるユーザー作成の無料のコンテンツの生産価値を計測するという分野であるが、これまでは具体的な検討は行われていない。本分野は、2025SNAでは拡張勘定での対応が推奨されているものではあるが、経済のデジタル化の全体像を明示的に把握するためには極めて重要な分野であることから、我が国における無料デジタル生産物の生産価値の計測方法を開発し、試算値を作成することが必要な状況である。そこで、本調査研究では、2025SNAやそのとりまとめに向けて策定されたガイダンス・ノート等の記述を踏まえつつ、2020暦年を対象とした無料デジタル生産物の価値の推計を行い、デジタルSUTへの組み込みについて検討した。

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報告書(目次)

「無料デジタル生産物の価値に関する調査研究」報告書

  1. 1
    はじめに
  2. 5
    第I部 本編
    1. 6
      1.先行研究
    2. 14
      2.2025SNAにおける無料デジタル生産物の扱いと本調査研究の方針
    3. 29
      3.webアンケート調査の実施概要と主な結果
    4. 50
      4.無料デジタル生産物の推計手順
    5. 67
      5.デジタルSUT への組み込み
    6. 94
      6.残された課題
  3. 97
    第II部 資料編
    1. 98
      1.webアンケート単純集計結果
    2. 119
      2.UGCに関する参考推計
    3. 122
      3.無料サービスの規模に関する検討
    4. 124
      4.消費者余剰アプローチによる先行研究
    5. 125
      5.参考文献