【参考】平成25年4月調査前後の集計結果の接続方法について(リンク係数の算出結果)

平成25年5月15日
内閣府 経済社会総合研究所

平成25年4月調査の公表値には、それ以前の訪問留置調査における値と比較して、調査方法の変更等に伴う水準差が生じていることが想定される。そこで、25年3月調査以前のデータを25年4月調査の値につなげて利用する際の参考値として、郵送による試験調査の結果(24年7月~25年3月に実施)を用いたリンク係数を算出した。

リンク係数は、一般世帯と単身世帯それぞれの原数値について、消費者態度指数及び消費者態度指数を構成する4つの消費者意識指標に関して求めた。

算出にあたっては、訪問留置調査結果と郵送調査結果の間に一定の乖離が安定して存在することを前提とした。この乖離幅を調整するため、具体的には、24年7月から25年3月までの試験調査結果と訪問調査結果それぞれについて調査結果の幾何平均値を求め、その差分をリンク係数とした。

(リンク係数=(24年7月~25年3月の訪問留置調査結果幾何平均値)-(同時期の試験調査結果幾何平均値))

一般世帯については、次頁からのIに算出結果及び接続例を、単身世帯については、同様の方法でリンク係数を求めたため、IIに係数の算出結果のみを記載した。

(注)訪問留置調査と郵送調査の比較については、「消費動向調査平成25年4月実施調査結果」(平成25年5月15日公表)の「訪問留置調査と郵送調査(試験調査)との比較」部分にて紹介。

I  リンク係数(一般世帯、原数値)

1  リンク係数算出結果

同一期間における訪問留置調査結果と試験調査結果との比較からリンク係数を算出(一般世帯)

2 リンク係数を用いた接続結果

接続方法としては、(1)「訪問留置調査結果の値からリンク係数を差し引く(平成25年4月以降の郵送調査結果の値を基準とした接続)」、(2)「平成25年4月以降の郵送調査結果の値にリンク係数を加算する(訪問留置調査結果の値を基準とした接続)」の2種が想定されるが、ここでは(2)の方法をとった。

総括表

リンク係数を用いて接続した場合の総括表

消費者態度指数の接続結果(グラフ)

リンク係数で接続した場合の消費者態度指数の推移

消費者意識指標(暮らし向き)の接続結果(グラフ)

リンク係数で接続した場合の消費者意識指標(暮らし向き)の推移

消費者意識指標(収入の増え方)の接続結果(グラフ)

リンク係数で接続した場合の消費者意識指標(収入の増え方)の推移

消費者意識指標(雇用環境)の接続結果(グラフ)

リンク係数で接続した場合の消費者意識指標(雇用環境)の推移

消費者意識指標(耐久消費財の買い時判断)の接続結果(グラフ)

リンク係数で接続した場合の消費者意識指標(耐久消費財の買い時判断)の推移

II  リンク係数(単身世帯、原数値)

一般世帯と同様に算出した単身世帯のリンク係数

本件についての問い合わせ先

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