令和2年3月実績および令和2年4~6月見通し:機械受注統計調査報告

令和2年5月20日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2020(令和2)年2月前月比6.9%減の後、3月は同3.0%増の2兆2,890億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比3.9%減の9,791億円、官公需は同17.1%増の2,798億円、外需は同1.3%減の8,793億円、代理店は同3.3%減の1,156億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2020(令和2)年2月前月比2.3%増の後、3月は同0.4%減の8,547億円となった。このうち、製造業は同8.2%減の3,430億円、非製造業(除く船舶・電力)は同5.3%増の5,092億円となった。

  4. 1~3月をみると、受注総額は前期比3.9%増の6兆8,963億円となった。需要者別にみると、民需は同5.1%減の2兆9,847億円、官公需は同25.5%増の9,115億円、 外需は同8.7%増の2兆6,371億円、代理店は同3.6%増の3,581億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同0.7%減の2兆5,526億円、製造業は同1.8%増の1兆972億円、非製造業(除く船舶・電力)は同5.1%減の1兆4,535億円となった。

  5. 2020(令和2)年4~6月見通しをみると、受注総額は前期比4.7%減の6兆5,725億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同2.8%増の3兆685億円、官公需は同4.6%増の9,534億円、外需は同13.7%減の2兆2,762億円、代理店は同6.1%減の3,363億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同0.9%減の2兆5,288億円、製造業は同3.6%減の1兆573億円、非製造業(除く船舶・電力)は同2.4%増の1兆4,881億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)