令和2年6月実績および令和2年7~9月見通し:機械受注統計調査報告

令和2年8月19日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2020(令和2)年5月前月比11.0%減の後、6月は同8.4%減の1兆7,114億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比7.4%減の8,322億円、官公需は同20.0%減の2,997億円、外需は同3.9%減の5,397億円、代理店は同2.5%増の971億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2020(令和2)年5月前月比1.7%増の後、6月は同7.6%減の7,066億円となった。このうち、製造業は同5.6%増の2,982億円、非製造業(除く船舶・電力)は同10.4%減の4,284億円となった。

  4. 4~6月をみると、受注総額は前期比17.7%減の5兆6,788億円となった。需要者別にみると、民需は同8.4%減の2兆7,347億円、官公需は同2.5%増の9,339億円、 外需は同32.1%減の1兆7,907億円、代理店は同17.0%減の2,972億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同12.9%減の2兆2,243億円、製造業は同16.6%減の9,148億円、非製造業(除く船舶・電力)は同9.7%減の1兆3,130億円となった。

  5. 2020(令和2)年7~9月見通しをみると、受注総額は前期比4.8%減の5兆4,037億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同5.4%減の2兆5,879億円、官公需は同3.1%減の9,046億円、外需は同4.6%減の1兆7,089億円、代理店は同2.1%減の2,910億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同1.9%減の2兆1,822億円、製造業は同2.7%減の8,902億円、非製造業(除く船舶・電力)は同0.6%減の1兆3,054億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)