令和2年9月実績および令和2年10~12月見通し:機械受注統計調査報告

令和2年11月12日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2020(令和2)年8月前月比19.8%増の後、9月は同4.4%減の2兆972億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比0.3%減の9,258億円、官公需は同20.0%増の3,213億円、外需は同16.7%減の7,655億円、代理店は同2.7%増の1,026億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2020(令和2)年8月前月比0.2%増の後、9月は同4.4%減の7,193億円となった。このうち、製造業は同2.0%増の3,174億円、非製造業(除く船舶・電力)は同3.2%増の4,253億円となった。

  4. 7~9月をみると、受注総額は前期比7.8%増の6兆1,212億円となった。需要者別にみると、民需は同1.9%増の2兆7,879億円、官公需は同14.6%減の7,976億円、 外需は同28.4%増の2兆2,987億円、代理店は同1.6%増の3,018億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同0.1%減の2兆2,231億円、製造業は同3.0%増の9,418億円、非製造業(除く船舶・電力)は同2.5%減の1兆2,806億円となった。

  5. 2020(令和2)年10~12月見通しをみると、受注総額は前期比7.8%減の5兆6,427億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同3.2%減の2兆6,982億円、官公需は同5.9%減の7,505億円、外需は同14.2%減の1兆9,730億円、代理店は同2.6%増の3,098億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同1.9%減の2兆1,802億円、製造業は同1.9%減の9,238億円、非製造業(除く船舶・電力)は同1.2%減の1兆2,653億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)