令和2年12月実績および令和3年1~3月見通し:機械受注統計調査報告

令和3年2月17日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2020(令和2)年11月前月比1.5%減の後、12月は同8.8%増の2兆4,662億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比16.7%増の1兆627億円、官公需は同30.0%増の3,240億円、外需は同1.6%増の9,940億円、代理店は同6.4%増の1,090億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2020(令和2)年11月前月比1.5%増の後、12月は同5.2%増の8,996億円となった。このうち、製造業は同12.2%増の3,874億円、非製造業(除く船舶・電力)は同4.3%増の5,327億円となった。

  4. 10~12月をみると、受注総額は前期比14.9%増の7兆328億円となった。需要者別にみると、民需は同5.9%増の2兆9,523億円、官公需は同3.0%増の8,216億円、 外需は同26.0%増の2兆8,969億円、代理店は同6.4%増の3,212億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同16.8%増の2兆5,970億円、製造業は同15.3%増の1兆861億円、非製造業(除く船舶・電力)は同19.3%増の1兆5,276億円となった。

  5. 2021(令和3)年1~3月見通しをみると、受注総額は前期比4.8%減の6兆6,961億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同5.0%減の2兆8,058億円、官公需は同2.3%減の8,030億円、外需は同5.2%減の2兆7,472億円、代理店は同8.0%増の3,469億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同8.5%減の2兆3,752億円、製造業は同13.3%減の9,416億円、非製造業(除く船舶・電力)は同6.8%減の1兆4,244億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)