令和3年3月実績および令和3年4~6月見通し:機械受注統計調査報告

令和3年5月20日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2021(令和3)年2月前月比26.4%増の後、3月は同30.0%減の2兆1,215億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比2.7%増の8,852億円、官公需は同2.7%増の2,641億円、外需は同53.9%減の8,325億円、代理店は同3.2%増の1,081億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2021(令和3)年2月前月比8.5%減の後、3月は同3.7%増の7,981億円となった。このうち、製造業は同0.1%減の3,422億円、非製造業(除く船舶・電力)は同9.5%増の4,630億円となった。

  4. 1~3月をみると、受注総額は前期比9.7%増の7兆5,501億円となった。需要者別にみると、民需は同7.4%減の2兆7,258億円、官公需は同10.8%減の7,410億円、 外需は同31.4%増の3兆6,637億円、代理店は同2.4%増の3,261億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同5.3%減の2兆4,095億円、製造業は同2.2%減の1兆472億円、非製造業(除く船舶・電力)は同9.2%減の1兆3,601億円となった。

  5. 2021(令和3)年4~6月見通しをみると、受注総額は前期比2.6%増の7兆7,471億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同11.4%増の3兆361億円、官公需は同3.6%減の7,141億円、外需は同2.9%増の3兆7,711億円、代理店は同3.5%減の3,146億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同2.5%増の2兆4,703億円、製造業は同7.0%増の1兆1,200億円、非製造業(除く船舶・電力)は同2.7%増の1兆3,967億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)