令和3年6月実績および令和3年7~9月見通し:機械受注統計調査報告

令和3年8月18日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2021(令和3)年5月前月比9.8%増の後、6月は同6.6%減の2兆5,738億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比0.4%減の9,925億円、官公需は同2.8%減の2,576億円、外需は同10.0%減の1兆2,205億円、代理店は同3.7%増の1,249億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2021(令和3)年5月前月比7.8%増の後、6月は同1.5%減の8,524億円となった。このうち、製造業は同3.6%増の4,039億円、非製造業(除く船舶・電力)は同3.8%増の4,705億円となった。

  4. 4~6月をみると、受注総額は前期比3.8%増の7兆8,366億円となった。需要者別にみると、民需は同6.7%増の2兆9,073億円、官公需は同5.3%増の7,799億円、 外需は同3.6%増の3兆7,943億円、代理店は同11.2%増の3,625億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同4.6%増の2兆5,210億円、製造業は同12.1%増の1兆1,736億円、非製造業(除く船舶・電力)は同1.8%減の1兆3,357億円となった。

  5. 2021(令和3)年7~9月見通しをみると、受注総額は前期比3.9%増の8兆1,391億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同2.4%増の2兆9,770億円、官公需は同0.2%増の7,817億円、外需は同6.7%増の4兆493億円、代理店は同1.1%減の3,586億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同11.0%増の2兆7,980億円、製造業は同3.4%増の1兆2,141億円、非製造業(除く船舶・電力)は同16.9%増の1兆5,616億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)