令和3年9月実績および令和3年10~12月見通し:機械受注統計調査報告

令和3年11月17日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2021(令和3)年8月前月比7.8%減の後、9月は同10.4%減の2兆3,736億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比3.8%増の9,683億円、官公需は同23.8%減の2,209億円、外需は同14.2%減の1兆1,078億円、代理店は同6.5%減の1,175億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2021(令和3)年8月前月比2.4%減の後、9月は同0.0%減の8,389億円となった。このうち、製造業は同24.8%増の4,657億円、非製造業(除く船舶・電力)は同11.7%減の4,027億円となった。

  4. 7~9月をみると、受注総額は前期比0.8%増の7兆8,996億円となった。需要者別にみると、民需は同0.0%減の2兆9,068億円、官公需は同3.1%増の8,043億円、 外需は同3.2%増の3兆9,143億円、代理店は同1.3%増の3,673億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同0.7%増の2兆5,379億円、製造業は同8.2%増の1兆2,700億円、非製造業(除く船舶・電力)は同3.8%減の1兆2,848億円となった。

  5. 2021(令和3)年10~12月見通しをみると、受注総額は前期比9.1%増の8兆6,190億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同4.1%増の3兆262億円、官公需は同5.1%減の7,636億円、外需は同18.7%増の4兆6,469億円、代理店は同6.5%減の3,435億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同3.1%増の2兆6,176億円、製造業は同1.8%減の1兆2,472億円、非製造業(除く船舶・電力)は同8.2%増の1兆3,907億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)