令和5年3月実績および令和5年4~6月見通し:機械受注統計調査報告

令和5年5月22日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2023(令和5)年2月前月比0.8%減の後、3月は同2.8%減の2兆4,375億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比12.3%減の9,525億円、官公需は同15.5%減の3,014億円、外需は同10.5%減の1兆48億円、代理店は同5.4%増の1,209億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2023(令和5)年2月前月比4.5%減の後、3月は同3.9%減の8,529億円となった。このうち、製造業は同2.4%減の4,229億円、非製造業(除く船舶・電力)は同4.5%減の4,397億円となった。

  4. 1~3月をみると、受注総額は前期比8.7%減の7兆4,716億円となった。需要者別にみると、民需は同7.1%増の3兆930億円、官公需は同19.9%増の9,026億円、 外需は同21.4%減の3兆2,252億円、代理店は同0.1%増の3,584億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同2.6%増の2兆6,705億円、製造業は同1.9%増の1兆2,492億円、非製造業(除く船舶・電力)は同3.2%増の1兆4,401億円となった。

  5. 2023(令和5)年4~6月見通しをみると、受注総額は前期比6.3%増の7兆9,388億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同2.8%増の3兆1,799億円、官公需は同9.3%増の9,867億円、外需は同8.7%増の3兆5,061億円、代理店は同5.0%減の3,404億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同4.6%増の2兆7,926億円、製造業は同0.6%減の1兆2,411億円、非製造業(除く船舶・電力)は同9.2%増の1兆5,729億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)