令和5年12月実績および令和6年1~3月見通し:機械受注統計調査報告

令和6年2月19日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2023(令和5)年11月前月比2.0%増の後、12月は同10.3%増の2兆9,860億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比19.8%増の1兆1,149億円、官公需は同4.1%増の3,830億円、外需は同0.3%減の1兆2,949億円、代理店は同6.5%増の1,262億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2023(令和5)年11月前月比4.9%減の後、12月は同2.7%増の8,388億円となった。このうち、製造業は同10.1%増の4,155億円、非製造業(除く船舶・電力)は同2.2%減の4,385億円となった。

  4. 10~12月をみると、受注総額は前期比0.9%増の8兆3,473億円となった。需要者別にみると、民需は同7.0%減の3兆500億円、官公需は同2.3%減の1兆208億円、 外需は同6.7%増の3兆8,624億円、代理店は同8.0%増の3,704億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同1.0%減の2兆5,142億円、製造業は同2.3%減の1兆2,021億円、非製造業(除く船舶・電力)は同2.5%増の1兆3,366億円となった。

  5. 2024(令和6)年1~3月見通しをみると、受注総額は前期比0.8%増の8兆4,162億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同9.1%増の3兆3,274億円、官公需は同12.0%増の1兆1,435億円、外需は同13.7%減の3兆3,317億円、代理店は同0.1%減の3,702億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同4.6%増の2兆6,294億円、製造業は同11.7%増の1兆3,426億円、非製造業(除く船舶・電力)は同1.8%減の1兆3,125億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)