令和6年3月実績および令和6年4~6月見通し:機械受注統計調査報告

令和6年5月22日
内閣府経済社会総合研究所

調査結果の概要(季節調整値)

  1. 機械受注総額の動向をみると、2024(令和6)年2月前月比2.1%増の後、3月は同12.1%増の3兆1,429億円となった。

  2. 需要者別にみると、民需は前月比5.0%増の1兆576億円、官公需は同12.0%増の5,905億円、外需は同9.4%減の1兆1,216億円、代理店は同5.2%増の1,287億円となった。

  3. 民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2024(令和6)年2月前月比7.7%増の後、3月は同2.9%増の9,130億円となった。このうち、製造業は同19.4%増の4,731億円、非製造業(除く船舶・電力)は同11.3%減の4,486億円となった。

  4. 1~3月をみると、受注総額は前期比6.3%増の8兆6,913億円となった。需要者別にみると、民需は同1.3%減の3兆69億円、官公需は同55.1%増の1兆5,875億円、 外需は同4.7%減の3兆5,903億円、代理店は同3.2%増の3,759億円となった。 また、「船舶・電力を除く民需」は同4.4%増の2兆6,236億円、製造業は同0.9%増の1兆2,317億円、非製造業(除く船舶・電力)は同6.8%増の1兆4,184億円となった。

  5. 2024(令和6)年4~6月見通しをみると、受注総額は前期比0.1%減の8兆6,850億円の見通しになっている。 需要者別にみると、民需は同4.1%増の3兆1,294億円、官公需は同14.9%減の1兆3,515億円、外需は同8.4%増の3兆8,927億円、代理店は同0.2%増の3,766億円の見通しになっている。また、「船舶・電力を除く民需」は同1.6%減の2兆5,810億円、製造業は同2.0%減の1兆2,067億円、非製造業(除く船舶・電力)は同4.0%減の1兆3,613億円の見通しになっている。

(備考)
  1. 季節調整系列は個別に季節調整を行っているため、需要者別内訳の合計は全体の季節調整値とは一致しない。
  2. 本調査は、毎年1月調査の時点で季節調整値の改訂を行っており、過去に遡って改訂される。次の改訂までは予測指数による季節調整を行い、過去の値は変わらない。
表:対前月比 概要PDFで確認可。

概要(PDF形式)

報告書(PDF形式)

統計表(CSV形式)

参考

(( 参考1 ))

(( 参考2 ))

(( 季節調整について ))

参考図表

グラフ:機械受注額の推移
第1表 主要需要者別機械受注額 実績の数値は報告書本文PDF、見通しの数値は見通し公表月の報告書見通しPDFで確認可。
第2表 民需の業種別機械受注の伸び 報告書本文PDFで確認可。

その他

問い合わせ先

内閣府経済社会総合研究所景気統計部 機械受注班
電話03-6257-1629(ダイヤルイン)