デジタルエコノミー・サテライト勘定の検討
(研究プロジェクトの概要)
近年、デジタル技術を活用した新たな経済活動が急速に拡大しており、国民経済計算(以下、SNA)における当該活動の捕捉の重要性について、国際的な議論が進行しており、現在、改定作業が進展している新しい国際基準(2025SNA(仮称))においても、データの資本化、サテライト勘定における無償デジタル生産物の記録、同じくサテライト勘定としてのデジタルSUTの作成などが盛り込まれる見込みです。これを受け、ESRIでは、国際的に整合的な方法で、我が国のデジタルエコノミーの計測に取り組み、サテライト勘定の開発に向けた検討等を行っています。
研究成果・論文等
- 「Results and Findings from Japan’s Survey on Measurement of Data as an Asset」(2024年10月)
- 「2025SNA (仮称)対応を見据えたデジタル経済の計測に関する調査研究-データ資産のストック推計について-」報告書(2024年8月)
- データの資本としての記録方法について~2025SNA(仮称)に向けた国民経済計算における試算~(『経済分析』第209号)(2024年3月)河野陽介、吉本尚史
- 「2025SNA(仮称)に向けたデジタル経済の計測に関する調査研究-データの資本としての記録方法について-」報告書(2023年5月)
- 「デジタルSUT(供給・使用表)2015、2018年表の推計について(デジタルエコノミー・サテライト勘定に関する調査研究)」報告書(2022年3月)
- 「ウェブスクレイピングを用いた価格指数の推計に関する調査研究」報告書(2021年3月)
- 「デジタルエコノミーに係るサテライト勘定の枠組みに関する調査研究」報告書(2020年10月)
- 「シェアリング・エコノミー等新分野の経済活動の計測に関する調査研究」報告書概要(2018年7月)
- 「2018年度シェアリング・エコノミー等新分野の経済活動の計測に関する調査研究」報告書(2019年7月)
- デジタル時代を迎えた今も、GDPは正しく計測されているか?(仮訳)(『経済分析』第192号)(2017年3月)Nadim AHMAD, Paul SCHREYER
フォーラム・セミナー等
- 第71回ESRI-政策フォーラム「新しいGDP基準:2025SNAに向けて」(2023年7月25日)